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そういう状況のときに、相手に疑いを持ってしまったら、どうなるでしょう。 今度は、疑いが疑いを生んで、負の連鎖のイメージしか抱かなくなります。 男の嫉妬は、自ら嫉妬のイメージを膨らませてしまうため、女性の現実的な嫉妬よりも、激しいし、怖いものです。悪く言えば、始末が悪いのです。 その有名な例が、カルメンに魅せられたドン・ホセでしょう。 奔放なカルメンに惹かれ、振り回され、最後には嫉妬に狂ったカルメンを殺してしまいます。このように、男の嫉妬は激しく、最悪な結末を迎えることも多いのです。 男はイメージを広げる天才かもしれません。 男が美少女ゲームにはまってしまうのはこの原理です。 実在の女性よりも、想像上の架空の美少女とゲームの中で恋愛したほうが、男の脳ははるかに興奮し快感を得られるのです。 嫉妬は快感ではありませんが、逆のマイナスのイメージを広げているのです。 たとえば、「昨日の夜、何回も電話したのに、ずっと留守電だった」という場合、いつもは留守電なんかしていない状況であれば、そこからイメージを広げて一つのドラマを仕立て上げてしまいます。 実際はそうでないことでも、いかにも事実であるかのように心の中にイメージが広がるのです。 「他の男性と楽しそうにレストランで食事をしている」「他の男性と寄り添いながら、ホテルの前で立ち止まっている」と心の中にあらぬ妄想を抱いてしまうのです。 勝手に想像して、物語を悪く作り上げてしまうのです。女性としては、男というのは、本能的に、そういう病気を持っていると思ったほうがいいでしょう。 そのうえ、その病気に取り付かれると、その病気から抜け出すことができず、いつまでも悪いイメージが消えないのです。ジメジメと、いつまでも残骸が残るのです。 嫉妬は慢性病のように繰り返し出てきます。たちの悪い病気なのです。 女性としては、男がそういう病気にかかる前に、予防接種をしておくといいでしょう。 それは、二人の関係を透明にしておくことです。恋は駆け引きなどと思わずに、何もかもクリーンにしておくのです。 二人のコミュニケーションをしっかり取り、二人の関係を確かなものにしておくことです。確かに男は嫉妬深いですが、その原因は女性の態度や振る舞いに原因があることも知っておきましょう。
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