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最初はステキな彼の好きなところしか見えていないので、嫌なところがあっても気づくことができません。 しかし、つき合いが長くなるにつれて、冷静に相手を見られるようになり、いろいろと細かいところにまで目が届くようになります。 そうなると厄介で、どんどんと悪いところだけが気になってくるものです。 たとえば、食事中に、口を開けて噛むので、食べているものが見えてしまう、箸の持ち方がおかしい、上品な話し方ができない、人の悪口だけを言うなど、いろいろあるでしょう。 育った環境も性格も違うのだから、お互いに嫌なところがあって当然です。 もし彼に、我慢できないような癖や習慣があるなら、あなたが言わなければずっと気づかないままになるでしょう。勇気がいることですが、言ってあげましょう。 我慢するよりも、直接本人に言ってみるほうが良いです。 相手が傷つくのではと気にする人もいますが、本当に相手のことを思っているのであれば、そんなことで傷ついたりしません。 問題はその言い方です。「あなたのことをずっと好きでいたいから、気になっていることを言わせてもらうね」と言って、嫌だと感じた点を言えばいいのです。二人の仲のいいときには、スンナリと受け止めてくれるはずです。 たとえ我慢したとしても、我慢というのはいつまでも続かず、必ずいつか何かのきっかけで爆発してしまいます。 ケンカをしたときやイライラしたときにワッと感情的に言ってしまうと、「だったら何でもっと早く言わないんだ?」という気になるし、その期間が長ければ長いほど相手も傷つきます。 早めに言っておけば小さな出来事で終わっていたものが、感情的になってしまったことで二人の関係に大きなヒビが入ってしまうことでしょう。 たとえ仲直りしたとしても、長い間、我慢されていたのだと思うと何だか寂しくなりますよね。 お互いに嫌なことがあるならば、きちんと言えるような関係のほうが、けっきょくはお互いのためなのです。 真剣に言わなくても、冗談っぽく言えば笑って終わることかもしれません。 愛する人にその人の嫌な部分を言うことも、ひとつの愛の表現だと思います。 |
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