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現在の彼女と出会って、お互いの気持ちが理解できてくると、結婚まで考えるようになりますが、その頃には、男の頭の中には、次々とイマジネーションが起こってきます。 たとえば、彼女と結婚して生活するようになったらどういう家庭になるだろう、子供ができたらどういう子どもになるだろうと、未来の二人を思い浮かべます。当然、そこには、男と女の体の関係となる夜の営みについても、ほとんど妄想に近いことまでイメージするものです。 ベッドでの相性はとても重要で、軽んじるようなものではなく、非常に大切なことです。 とくに、男性は、具体的なイメージまで思い浮かべます。 ベッドでの中での顔の表情、眉の動き、唇の開け方、声のトーン、体の動きまで鮮明にイメージします。 それはいやらしいというようなものではなく、高貴なイメージです。自分の愛した女性のセクシーさやエロティックな姿は、天使の姿としてイメージするのです。そうイメージすることで、彼女を心から抱きしめたいと願うのです。 現実に、彼女を抱いている最中には、自分のこれまでイメージしてきた彼女と、今現実にいる彼女との一致を愛おしく感じて、これまで以上の愛を注ぐのです。 自分の愛する人との性は、自然な行為であり、その性によって、その女性の心を完全に自分に向けることができた、と男は思います。その心を得るために性の行為をするといっても良いでしょう。 遊びでする性は別として、純粋な性は、体も心もすべてがひとつになることです。 性は生命に通じるものがあり、生命と同様に尊いものです。 「性」は「聖」と語源を同じくしており、性的に傷つくことは、自分の中の「聖」なるものが傷つくことと同じであります。 「性」という字をご覧になってください。 「心」が「生きる」と書きますように、慈しみあい、尊重しあって結ばれた性は、尊く深く満たされるのです。 性は快楽を伴い、そして男が女に求めるものは、二人はいっしょ、という連帯感です。 今まで話せなかったことも話せるようになり、隠し事もなくなるきっかけが、性にはあるのです。 ただ、やみくもに性の快楽だけを追求するようになると、情欲となって魂の満足感からは遠ざかるのです。 |
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