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ちょうど、プラスの電気とマイナスの電気みたいなもので、プラスの電気だけでは何の役にも立たず、またマイナスの電気だけでも何の役にも立ちません。それがプラスとマイナスの電気が引き合うと、そこに初めて電気が生じ、文明に火を灯す原動力となるのです。 こういうように、男と女は生まれながらに上下関係がないのに、男は女の上位に立とうとする気持ちを持っています。 それはどういうことでしょう。 これも男の本質からきているもので、見栄を張って強がりたいという気持ちとプライドを持ちたいという気持ちの表れなのです。 男は本心で女性より優位に立とうと考えているのではなく、それは強がるためのポーズであり、自分が優位に立つための小さなプライドなのです。つまり、地震が起きたときには、自分の出番であり、妻子を無事に救い出さなければならないと、自分を買いかぶっているのです。 たとえば、二人でデートしているときに暴漢に襲われたら、愛する女性を守るのは自分である、仕事で困って行き詰ってしまったときに解決するのは自分だと、思い込んでおり、愛する女性の前で頼りがいのある男を演じているのです。 男は、女性に頼られる存在でありたいと考えているのです。女性をあらゆる面で守るのが、男の役割だと信じています。 そのためには、ふだんから、自分の立場が上だということを、二人の関係の中で構築しておく必要があります。 この手段として、何かにつけ、女性を馬鹿にしたような言い方をしたり、自分が優位に立っていることをことさら示そうとするのです。自分のほうが知識も教養もあると、相手に認識させておきたいのです。 本当は、「オレより賢いな」と男は知っており、内心では女性に感心することがたくさんあるのです。でも、いったん口に出してしまうと、男は女性に頼られなくなり、男としての自信喪失につながるのです。 要するに、男性は見栄っ張りなのです。心の中では女性に対して頭が上がらないと思っていても、表面では虚勢を張り、威厳を保とうとしているのです。 ですから、男性が偉そうにしていても、怒る必要などなく、黙って笑ってみていればいいのです。 そして、「あなたってすごいね、頼りにしているわ」とでも行ってあげればいいでしょう。「豚もおだてりゃ木に上る」のです。 |
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