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パソコンを例に説明すると、ちょうど膨大な量のデータやファイルを保存することはできても、それを活用できるだけのソフトがないため、データもファイルも存在するだけで何の役にも立たないただの箱にしかなっていないようなものです。 知識しか持っていない男というのは、ソフトのないパソコンと同じなのです。 一方、知性のある男は、そのデータとファイルを役立たせるソフトを持っているのです。 つまり、知性はある種感覚的なところがあって、勉強して身についたというより、その人の経験や体験、そして生まれながらの賢さが融合して出来上がっていると思っていいでしょう。 ですから、知性のある男性と話していると、楽しくなってきます。 ひとつのことをテーマに話していても、わき道にそれることがしばしばあります。それでも、何の話をしていたのかわからなくなることはなく、話の着地点にきちんと収まるのです。 よく学校の先生の中にも、本来の授業から脱線しながら、身近な話題から最近の時事問題までを、分かりやすく解説してくれた先生と思っていいでしょう。 知識を身につける勉強しかできなかった男は、データや資料や教科書をもとに、抑揚のない話を延々と語り続けます。 いわゆる研究家タイプで、専門バカのタイプです。自分に興味のある話題であれば、聞くこともできるのですが、そうでないときは苦痛になるでしょう。 でも、そういう人に限って親切なのです。 相手の反応にまで頭が回らず、喜々として自分の知っている知識をひけらかす人もいます。その場の空気を読む感覚が鈍く、周囲の人が「もうわかった、もういいよ」という表情で苦笑していても、気づかずに話し続けます。 ただ、知識しかない男は、疑問があれば一生懸命説明してくれます。いや、説明でなく教えてくれるのです。それは、疑問を投げかけた女性を、その男性が仲間にしようとする意識が働くからでしょう。 知識のある男は、知性のある男性よりも「仲間意識」が強いといえるでしょう。ある種のやさしさかもしれませんし、しつこさかもしれません。基本的には、気のいい人だと思ってください。 知性のある男性には、相手との距離を適度にとるため、仲間意識は少なく、群れて行動することはありません。 |
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