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たとえば、人として間違ったことをしたとき、それを丸くなだめるのをやさしさとは言いません。言葉を使って問いただすのが真のやさしさです。 本当のやさしさは、たとえ人に恨まれたり、憎まれたりすることがあっても、あえて厳しい意見で注意することだってあるのです。たんに機嫌をとったり、丁寧な言葉遣いで、女性の要求に「ハイ、ハイ」と尻尾を振ってこたえるようなものではありません。 アンケート調査の実施では、女性の結婚相手の上位に位置しているのは、「やさしい人」のようですが、ドメスティックバイオレンスの反対で、やさしい男性というのは、確かにか弱い女性にとっては、この上ない居心地の良さがあるのでしょう。 そして、こんなやさしい男性に一生愛され続けたいと思うのも無理ありません。 ですが、男というのは、女性が男のやさしさに弱いのを知っているので、恋愛テクニックとして、至れり尽くせりで、やさしさを押し出してきているのです。 どんなに兇悪な男でも、女性を落とそうと思っているときには、仏さんのようなやさしい顔を作って女性に近づくのです。それが男なのです。 これは、ある種、男の本能であり、女性をモノにしようと思うときには、やさしい心のこもったメールを何回も送ったり、デートのときにはやさしい言葉をこれでもかというぐらい連打してくるのです。 でも、これらは見せかけのやさしさであって、あなたのカラダを得るための手段にしているだけなのです。 これらは本当の優しさではなく、あなたを得るための欲望がそうさせているだけなのです。 こういう男は、一線を越えると、手のひらを返したように冷たくなるでしょう。 本当にやさしい男というのは、老若男女を問わず、だれにでも優しく接するものであり、また人だけでなく、環境にも配慮できるような大きな人間味溢れるやさしさを持った人なのです。 こういう男性なら、どんな女性にもモテるでしょうから、浮気が心配になるかもしれませんが、それぐらいのやさしさを持った男でないと、結婚相手には選んではダメなのです。ふつうの男は自分の欲望が満たされたら、急に冷たくなるのです。 本当のやさしさは、窮地に立ったときこそ、発揮されます。 たとえ、どんな状況におかれていようとも、愛する大切な女性のためには、火の中であろうと、水の中であろうと、何のためらいもなく、飛び込んでいけるのです。 これが、男の本当のやさしさなのです。 |
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