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草食系男子が世の中を跋扈しているのを見ても、確かに軟弱になったし、男としての迫力も感じられなくなってきたですね。 女性をリードできないし、女性を守れないし、女性に振り回されています。 恋愛しても女々しいのは男性である、と。 頼りがいはないし、たくましさもありません。 おまけにマザコンときています。 男としてどうしようもないかもしれません。 でも、男はそれだけ無駄な争いを避けるようになって賢さが表面化してきたのかも知れません。 確かに、いつも強く、たくましい男でいる必要はなんてありません。万が一のときに、強さを出せばいいのです。腕力に限らず、精神的にも、もちろんそうです。 争いは、いったん始めてしまったら、簡単には終らないからです。拳を振り上げたら、必ず下さなくてはなりません。 ましてや、女性の前では命がけで勝ちにいかなくてはなりません。女性の前で負け、守れないのは、男としては死ぬよりつらいことなのです。 酔っ払いややくざのような人が絡んできたとき、女性としては相手に立ち向かい、叩きのめしてほしいと思うかもしれません。映画のヒーローのように命をかけて自分を守ってくれたら、とひそかに願っていることでしょう。 けれど、女性が大事であればあるほど、争いは避けたいのです。女性といるときは、どうしても不利な闘いを強いられることになります。自分ひとりで闘うのなら構いませんが、彼女を攻撃されたら守りきれるかどうかわかりません。後先考えずに争うほうがよほど危険です。 本当に女性が大事なら、プライドを捨てて土下座でもするほうが有効です。ある意味では、これは勇気のいることです。 また、女性との争いも避ける傾向があり、意識的に一歩身を引いていると考えられます。 自己主張をする男性も少なくなったようですが、それは男が賢くなった証拠です。 すべてのことに感情的にならず、冷静で知的に考えるようになり、損得で考えるようになったのです。 それだけ、争わなくても勝負できる時代になり、多くの男性がスマートに生きる方法を選択したのでしょう。 しかし、社会の第一線に立って出世や権威を手に入れる男は、男の本能である闘争心がその原動力になっていますので、争いだけを避けるような上品な生き方しかできない男は、いざというときに、頼りにならないことだけは確かでしょう。 |
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