|
たとえば、会社で昼食時、弁当を食べようとしているときに、女性職員からお茶でも入れてあげようかなどと言われると、それだけで男は、「オレに気があるのかな」と思ってしまうのです。 あるいは、非常に仕事が忙しいときに、「何かお手伝いしましょうか」などと可愛く言われただけで、男はその気になってしまうのです。 女性としては、ただ、女性としては、ちょっと気を利かしてやさしく言ってくれただけなのに、です。 女性は母性本能があるため、だれかが困っているとやさしくすっと手を差し伸べるのですが、男はそのやさしさを自分だけにやさしくしてくれたと勘違いして、惚れてしまうのです。 男がもともと惚れやすくできているのは、子孫繁栄のために、数多くの女性に種を植え付けたいという本能があるからです。この惚れやすさがなかったら、人類は滅亡してしまうからです。 だから、男はちょっと女性と目が合っただけなのに、「彼女はオレに気がある」と勝手に思ってしまい、それがだんだんと妄想にまで発展して、最後はストーカーになっているのです。 最初は好きな女性を「待ち伏せ」し、そして心のうちを告白したいという、純粋な気持ちだったかもしれません。 ですが、何度も何度もアタックして断られると、「オレはこんなに好きなのに、なぜ好きになってくれないのか」と勝手に思い込んで、そして犯罪に向かってしまうのです。 男にとっても女にとっても、手のうちようがなかったのでしょうか。残念です。 いくら勝手な誤解とはいえ、純粋で一途な想いは、今も男のほうが強いのかもしれません。 女性は生きていくために、どうしても打算が働くからです。 ストーカー行為をしている男の多くは、それがストーカーだと認識していないかもしれません。事件になって初めて気づくのでしょう。 しかし、明らかに犯罪としてのストーカーをすることにより、対象の女性を苦しめている男もいるでしょう。そんなのは言語道断です。 男の好きな女性に対する一途さと激しい情熱が、ときとしてストーカーを生み出しているのかと思えば、男の本能に憐れさを感じてしまいます。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 愛男と女の疑問を教えて? All rights reserved. |