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こういうように、ニュースに取り上げられているのは、ほんの一部であり、あなたの周囲の家庭でも、DVで困っている女性がいるのではないでしょうか。 程度の差はあるにしても、毎日、日常茶飯事で行われているケースもあり、なかには訴訟問題にもなっているのもあるでしょう。 最近では、夫婦間だけの問題でなく、恋愛中の男女間でも、そんな事件が日常的に繰り返されているようです。 DVをするような男は、だいたいは外面だけが良いような男であり、何を考えているのか分からず、警戒する必要があります。 だいたいは、気が弱いだけでなく、経済力もないというダメ男がほとんどで、そのコンプレックスの裏返しとして、女性の前で強い男を演出したいと考えているのです。正当な演出ならいいのでしょうが、大体は暴力で屈服させる方向に向かってしまいます。 そして、男が女に暴力を振るったあと、急に泣き出して謝ったり、妙にやさしい言葉をかけるようになるケースが多いのです。 男としては、女性に手を出したら絶対いけないことは十分分かっているのに、何かの拍子に、自分の言いたいことがうまく伝わらなくて手を出してしまうのです。 男が女性と口げんかをして勝てる自信のある人などいません。 男は女性に比べたら話すのが下手なのです。 女性が矢継ぎ早に男のアクタイを突いて攻撃してきてきたとき、それを防御して攻撃したいと思っても、思うような説得力のある言葉が出てこないのです。 そのとき、そんな自分に苛立ち、つい手を出してしまうのです。そして、すぐに自己嫌悪にさいなまれるのです。 「女性を守るべきオレが暴力を振るってしまった、どうしよう」と、心の中で自分の気持ちが整理できず、ショックを受けてしまいます。 後悔、絶望、羞恥、嫌悪、怒り、心から女性にすまないとわびる気持ち、いたたまれないほどの惨めな気持ち。あらゆる感情が一気に押し寄せ、押しつぶされます。そして涙がでてくるのです。 おそらく、そのときは本当に心から女性に謝罪し、もう二度としたくないと思うのでしょうが、弱いつまらない男は自分の感情を制御できず、また同じことを繰り返すのです。 こういう状態であっても、恋愛が続くカップルもいるようですが、何か母性本能を刺激でもするのでしょうか。男の私には理解不能です。 |
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