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幼い頃は、親から「人を見た目で判断しちゃダメよ」などと言われましたが、現実には、人の外見は、その人の育った環境とか、教養のあるなしまで、全体の雰囲気として、それとなく伝わってくるものです。 ですから、「外見で人の中身が分かる」というのは、一面正しい人間の観察方法です。 外見で大切なことは、清潔感ではないでしょうか。 たとえ、外見に無頓着でも、洗いたてのシャツにアイロンをかけてあったり、ヘアーもぼさぼさではなく、すっきりとセットされていたりすると、それだけで清潔感を感じます。 ファッションのこだわりや、髪型や持ち物にまで神経が行き届いているのは、人間性の表れだと思います。 でも、外見に無頓着な人は清潔感に無縁の人が多いのも事実ですが。 問題なのは、この無頓着な男です。外見のこだわり方は、持って生まれたセンスのようなものであり、あるいは育てられ方によるもので、一朝一夕で変えるのは難しいでしょう。無頓着な男を、人に好印象を与えるように変身させることは、至難の業です。 もし、他人を不快にさせても無頓着でも許される人間は、才能がある人だけです。芸術家や学者は自分の才能だけで勝負できるので、眉をひそめるような格好をしていても許されるでしょう。 また、顔などの人相は、その人の努力ではどうにもならないと思っているかもしれませんが、実際には、その人が普段考えていることや、意志、決断力の強さなどは、そのまま顔全体や目の動き、口の閉まり具合などに表れるのです。 だらしのない人間は口元もゆるみっぱなしで、顔に引き締まったところが一つも窺えません。 要は、男の顔には、その男の心が見える形として現れているといってもよいでしょう。 このためにも、人はやはり良い人相を身につけて外見力を磨く必要があります。 ある本によりますと、人が他人から受け取る情報は、「話す言葉の内容」が1割弱、「見た目・身だしなみ・しぐさ・表情」が5割強、「声の質(高低)、大きさ、テンポ」が4割弱ということだそうです。 この結果を仕事や恋愛関係に生かすためにも、「見た目・身だしなみ・しぐさ・表情」が5割強もあるわけですから、「男は顔じゃない」と突っ張ってみても、他人はそうは見ていないということを知っておくべきです。 |
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