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恋人と一緒にお泊り旅行をしようとするとき、約束の時間に待ち合わせのホームで顔を見合わせた、まさにその瞬間ではないでしょうか。 「これから先もずっと二人は一緒だね」と確信に近いものを感じた瞬間が、人生で一番、楽しくて充実した素敵な一瞬だと思います。 これから二人で未知の旅に出るというときには、まるで映画の主人公を演じているような楽しい気分になれるものです。 駅のホームも電車も、今いる場所さえも、映画のセットのように感じ、つくられた風景の中にいる感覚です。まるで、自分たち二人を周囲にいる全員がギャラリーとなって祝福してくれているような錯覚さえ覚えるものです。 二人が同じ時間、同じ風景の中でいっしょに生きているその瞬間、そして二人が共有している時間そのものが、二人にとっては最高のひと時に思えるでしょう。 彼の部屋で同じ時間を過ごしているときも同じです。 彼が部屋の窓の外に広がっているキレイな浜辺を見ている。彼女は、朝のコーヒーと軽いサンドイッチを用意して、一緒に食べようと催促している。そんなときに、彼と並んで窓の外の美しい風景を垣間見れば、そこには二人にしか感じることのできない幸せが広がるでしょう。 その同じ瞬間を共有していることが幸せタイムであり、ほかに何も考える必要はなく、ただ静かに時の流れるだけでいいのです。その瞬間、瞬間が幸せの連続を感じるのです。 そういう幸せを感じる共有の時間があるということは、逆に寂しい時間も訪れます。 それは家に帰る時間が迫ってきたときです。 今まで共有した時間が、別々の時間になってしまうからです。 いずれにしても、幸せを感じる瞬間は、二人が共有した時間でありますので、その瞬間に見た光景や景色、それにそのときの彼の眼差しや息遣いまでも大切にしてください。 そして、そういう幸せな瞬間を、何かの機会で思い出したとき、胸には温かいものが広がるはずです。大切な人がそばにいなくても、一人ではないと気づいたら、さらに相手を愛おしく思えるでしょう。 恋愛を長続きさせる秘訣は、二人の共有した一瞬を大切にすることであり、二人が時に触れ思い出し、そして二人はいつも一緒だという感覚を持ち続けることです。 |
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