|
たとえば、食事代とか皆で行ったカラオケ代を自分がいつも支払っているにもかかわらず、たった一度、違う男性が支払ったことにひどく感動して、そのことをいわれた瞬間、いったい自分の今までの努力はなんだったのか、腹が立ってくるものです。 また、自分が後輩のために仕事の世話を一生懸命やっていたとします。そんなとき、「ある男性がリストラされた後輩の社員を世話したんですってなかなかできないことよね」と、美談でも語るようにうっとり遠くを眺めながらしゃべっている目の前の彼女。 そんなこと、何でもないのにと簡単にはすまされないのです。 男はあまり自分のやったことを語りたくないのです。誰かが代わりにしゃべってくれるならいいのですが、自らの口で自分の成果をしゃべるのは苦手なのです。 自慢話をしているようで、どうもカッコよくないと思っているのです。 「他の人がスゴイですね」とほめてくれるのは、天にも昇る気分で気持ちがいいのです。かといって、それでお礼が欲しいのではないのです。ただ単にほめてくれるだけでいいのです。 男はそういうものなのです。しかし、自分がそういうことをしてきたのに、しかも好きな彼女にいろいろしてきたのに、たった一度別の男性がやったぐらいで、それをほめたたえられてはがっかりです。 まるで、この自分が何もしていないように聞こえてくるのです。 たぶん、彼女もちょっと言ってみただけのことでしょう。もちろん、男もそれくらいのことは分かります。けれど、そのときはもう腹立たしさでいっぱいです。 「そんなこと気にするなんて小さい人ね」などと言われると、さらに腹立たしくなってきます。 多くの男性は、こういう経験をきっとしているはずです。 女性のひと言って、けっこうグサッと胸に刺さるのです。 そんなときには、ひと言付け加えるだけでいいのです。 「あの人、お金の払い方、とってもスマートよね。あなたみたいに。」と。 それだけでいいのです。 「あなたみたいにね」という簡単なひと言が、なぜ言えないのでしょう。 これからは、「あなたみたいにね」と常に付け加えることを練習してみてください。 そのひと言で、彼は、前よりももっと気前が良くなるはずですから。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 愛男と女の疑問を教えて? All rights reserved. |