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ところが、いつの日からか、男が自ら弱い男を演出して、女性の歓心を買うような傾向が増えてきました。 でも、社会の中での女性の立場が「上」になったというだけで、男のストレスが溜まったり、弱くなったのではないように思えます。 昔から弱い男はいたし、強い男もたくさん存在し、今も、状況は変わっていません。 女性が社会に進出し、仕事も遊びも男性顔負けにエンジョイしているから、男性の「自信」が失われたのではなく、女性が社会に進出したことにより、弱い男があぶりだされてしまったのです。 女性が社会進出する前は、男社会であり、その中で男の序列が自然に決まっていたのが、女性が進出してきたため、女性をまじえ序列が複雑に入り組んでしまって、何段階にも序列が色分けされるようになってしまったのです。 女性も社会進出した結果、男を見る目が肥えてきたため、社内で有能でやり手の男と、どうしようもないダメ男を理解できるようになり、女性の男に対する接し方自体が違ってきたのです。 たいして仕事もできない弱い男は、いつの間にか、女性によって烙印を押されてしまい、できる男とできない男が明確に区別されるようになってしまったのです。 男だけの社会では、それほど明確に区別して考える必要もなかったのに、女性の接し方がはっきりと違ってきたため、仕事のできない男は、自然と自信喪失につながっていったのです。 現代のマスコミにも大きな原因がありますが、テレビのドラマなどを見ていると、「男は弱い生き物なんだ」というようなセリフを多用していたり、ドラマもそういう展開が多くなっており、ある意味では、マインドコントロールされているような風潮が蔓延しています。 こういうメディアの影響もあって、若い年代にも自然に浸透し、女性の前で弱い男を演じるようになっているのではないかと感じます。 たとえば、温和な顔立ちの女優やアイドルたちを癒し系と呼び、若い男たちが「キミの胸で癒されたい」などと願望しています。 それでも、日本男児はまだまだ底力を持っており、イザというときには立ち上がるだけの力を温存しているのではないかと期待しています。 |
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